二度目はないことを祈りたい

まず土産には礼を言う。ここしばらく会ってなかったが、それはさておき…まぁなんだ。ここは私も一つ余計に住民票買っておくべきだったかなー
住民票登録日は4月1日。10000部の限定品で当日のうちに5000部、一気に半分はけたそうで入手は絶望的だと聞いた。が、なんのことはない、魔法はその日のうちに解けたようである。何しろ私のシリアルナンバーは5575。日に平均20部て。ちなみに商工会では平日のみ、しかし神社前の店では土日でも購入可能。こなたぬきやバルサミコ酢パフェ目当てにまた行くのは決定事項らしい…
話を戻す。あれから一年、去年の今頃から魚介類との格闘が始まった。具体的に何を貰ったのかはあまり思い出したくないので過去ログは見ない。もらってすぐにやることはネットで捌き方を検索すること。活ウニとか岩カキとか家で捌くものじゃないと思うんだ。おかげで火ついたのかメヒカリ・ハタハタ・ツブ貝・白みる・ホヤと捌いてきましたがね。んで今回さすがにコレはない。貰っておいて、なのは重々承知
それをふまえてこんなん持って来るな!


















目鼻口に見えてくるアンコウ
追記:まな板から推測するに55センチ程度とみた


…どうしろと?



















一般に吊るし切りなんだろうが、無論そんなスペースはない。ていうか一般家庭にないから。とりあえずまな板でやる捌き方を検索。まず包丁を研ぐ。で、ぬめりを取る。歯が鋭くて危険なので手袋使えとあったが、当然素手でやる奴。はは、岩カキも素手でやり通したし。さて、まな板に載…ヒレとしっぽがはみ出るほど大きい。んで皮が弾力ありすぎて切れん。あー、屋外でビニールシート上でやりたいなこりゃ








ため息つくのも飽きたし、どうにかしないといつまで経っても夕飯は食べれないので覚悟を決める。その前に送り主に散々愚痴ったけれども。お願いだからネタに走らないで、もっとメジャーなの選んでおくれ。調べないとどうしたらいいかわからないのはもういいですから。本当に、ありがとうも言い辛い。頂いた以上はなんとか食べきるけど。柵・切り身せめて下処理済んだものとかね。こっちもネタにするがイルカは罰ゲームじゃよ…








一番厄介な顎を外す…えっと、骨の位置がよくわからずどこから手つけていいものか。相変わらず皮は切りにくいし、そもそも使ってる文化包丁は研いでも切れ味あまり良くないし。深海魚特有だろうけど、骨が柔らかいのが救いかな。全体的に軟骨っぽい。カツオ一匹丸ごと貰った時は何年と使ってない出刃出したからね。ちょうつがいごと下顎を外して皮を剥く。捌き方のサイトを見て思った、やってる途中放って撮影とか面倒だろうなぁ







その後上顎と思ったが顔真ん中にある骨が邪魔なので一旦パス。腹かっさばいて内臓を分ける。骨並に何が何だかさっぱりわからないが大体。送り主いわく肝以外は捨てちゃっていいと言ってたが、口からはみ出る胃と卵巣を取り出す。エラは間違えて捨てた。かなり長いこと格闘してたため生食は無理と判断、全部入れた鍋に決定。内蔵の後上顎を外し、顔の肉を削ぎ、骨もダシ用。身は微妙な三枚おろしにして背骨をぶつ切り。これまた全部投入。顎・目・内臓と頭の一部を除くアンコウ鍋完成〜
…夕飯食べ始めたの11時半とか








さすが、いいダシ出まくり。肝も美味しい。味付けはほぼ塩だけのシンプルな汁物になりました。やはり捌き立ては違うね!…なーんて、すっげぇ疲れた。ぬめり系は必ず排水溝が詰まるので食後の掃除は欠かせない。普通は一生やらないだろうな体験をありがとう(棒読み。それはさておき美味しいのは事実で云々。全ての苦労もそこで解消されるんだけど