耐熱ガラス製のポットにレモネードを作る。

冷暗所よりサルベージした蜂蜜は液体ではなかった。流動状の砂糖そのもので、適当に湯銭した。というのは前回の轍は踏みたくないし。前、とは去年の秋にトーストに蜂蜜を塗ろうとして冷蔵庫から取り出した栗蜂蜜。白く結晶化してました砂糖。フタを開けて、行く先は電子レンジ!・・・全高3㌢程度の小瓶から、プラス5㌢はある柱状の蜂蜜が――中身はそれに間違いないんだけど――キラウエア火山の如く噴き上げてる!おかげでレンジ皿はべったりとした蜜溜まりが。トーストの存在を忘れ、即刻レンジ掃除に取り掛かる罠。パンは再び焼きました

さて、熱湯で伸ばし、氷水を入れて味見。・・・甘ッ!歯にくる甘さ!砂糖の結晶と思われる粉状の物体が溶けきってないしなー。あぁ、レモン水入れてないや。とかやってたらその時はきた。
音は、しなかった

気がつくと真ん中より下辺りに穴が。え?ポットが割れた?容量1㍑中、半分以上が流れ出す。ははぁ、蟻の穴から堤も崩れる・・・などと考えてるバヤイではない。テーブル一面に広がる液体。床にもこぼれる。げ、さっき読破したばっかで置いといたマリ見て1巻が水没するッ!救出と同時に今日の朝刊が被害に遭うが問題ではない

『冷やしレモネードで優雅に計画』が、たちまち『水拭きで掃除in台所』になってしまった。新しいの買わないと、などとボヤいてた身内曰く「掃除するきっかけに丁度いい」
・・・。示し合わせたように破壊したわけじゃないが(←計算通りなら悪質・・・って私にいいこと一つもない!

これまた前回もあったのですよ。6月下旬だったかなー。床につくとカサカサ音がするんですよ。こう、紙に何かが当たった音が。オカルト云々より気になって眠れないのが問題。ははーん、部屋掃除と称して生きた化石の殲滅戦をしろという啓示ナリね。目標を気絶させた後、お湯をかけて致死温度に引き上げる方法をとるので水周りに出てくれたほうが楽なんですけどねー。ベッドの下を陽に当て、掃除機を部屋に持ち込んで、意外と大掛かり。幸か不幸か、節足動物と対峙することはなく部屋の掃除終了〜
で、その後も音はしたんですけどね。何故か?退治してませんし

それから何日か過ぎて七夕の2日前、唐突に原因判明

笹がないんで綿糸を電灯から壁に張り、折り紙という気の利いた物もないんで白い画用紙を短冊に切る。
・・・えー、七夕飾りを
8枚の短冊を糸で通しただけなんで、風で揺れる短冊同士が擦れる音でした

成長してないなー自分。しかし『蜂蜜噴火事件』と『昆虫疑惑事件』の話をした相手のほとんどが”掃除するいいきっかけだね”と言っていた